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数字が苦手でもできる|飲食店の利益改善の始め方

数字が苦手でもできる|飲食店の利益改善の始め方

はじめに

「利益を出したいとは思っているけど、
数字を見るのが正直ちょっと苦手…」

飲食店経営では、そんな方は決して少なくありません。

  • 原価率
  • 人件費率
  • 固定費比率
  • 損益分岐点

言葉を聞くだけで、
「あとでちゃんと考えよう」と後回しにしてしまいがちです。

でも、安心してください。
利益改善のスタートに、難しい数字や表は必要ありません。

この記事では、

  • 数字が得意でなくても
  • 今日から実行できて
  • 「次に何をすればいいか」がはっきりする

利益改善の“最初の一歩” だけを解説します。


結論|最初にやるべきことは「原因を1つ決める」こと

利益改善で最も多い失敗は、

「全部やろうとして、何も変わらない」

ことです。

原価も、人件費も、固定費も、売上も…
すべて気になり始めると、判断が止まります。

最初にやるべきことは、たった1つ。

「今いちばん利益を圧迫していそうな要因を1つ決める」

これだけです。


ステップ① 今月の数字を“ざっくり”見る

まずは、細かい分析はしません。

以下の3つだけを、今月分ざっくり確認してください。

  • 売上はいくらだったか
  • 人件費はいくらだったか
  • 仕入(食材費)はいくらだったか

ポイントは
「正確さ」より「全体感」 です。


ステップ② 利益が出ていない原因を3択で考える

次に、原因を次の3つから選びます。

① 原価が重そう

  • 仕入が高い
  • ロスが多い
  • 値付けが安い気がする

② 人件費が重そう

  • 忙しくない時間も人が多い
  • シフトが感覚で決まっている
  • 残業が多い

③ 固定費が重そう

  • 家賃の割合が高い
  • サブスクやリースが多い
  • 売上が下がると一気に苦しくなる

この時点では
「正解かどうか」は気にしなくて大丈夫 です。

「たぶんこれかな?」でOKです。


ステップ③ 改善対象を1つに絞る

ここが一番大事なポイントです。

選んだ3つのうち、改善対象は必ず1つだけ。

  • 原価が怪しそう → 原価だけ見る
  • 人件費が気になる → 人件費だけ見る
  • 固定費が重い → 固定費だけ見る

同時にやらないことで、

  • 判断が早くなる
  • 行動に移しやすくなる
  • 改善効果が見えやすくなる

というメリットがあります。


ステップ④ 「次に読む記事」を決める

原因が1つ決まったら、
次にやることはシンプルです。

原価が原因そうな方

👉 飲食店の原価管理・原価率改善の完全ガイド

人件費が原因そうな方

👉 飲食店の人件費・シフト最適化の完全ガイド

固定費・資金面が原因そうな方

利益改善の前に「お金の全体像」を整理しておくのがおすすめです。

👉 飲食店の資金調達・お金の完全ガイド

ここから先は、
今の悩みに近いところだけを拾い読みすればOKです。


よくある不安への答え(FAQ)

Q. 数字をちゃんと出せていませんが大丈夫ですか?

大丈夫です。
最初は「感覚+ざっくり」で十分です。

Q. 原価も人件費も両方悪い気がします

その場合でも、今いちばん影響が大きそうな方を1つ 選びましょう。

Q. 改善しても、また元に戻りませんか?

戻ります。
だからこそ、次のステップで「仕組み化」を行います。


まとめ|利益改善は「小さく始める」が正解

利益改善は、

  • 我慢すること
  • 削ること
  • 現場を苦しくすること

ではありません。

ムダに気づき、少しずつ整えること です。

まずは、

  1. 数字をざっくり見る
  2. 原因を1つ決める
  3. 必要な記事を1本読む

この3ステップだけで十分です。

行動を始めた瞬間から、
利益改善はもうスタートしています。

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